世の中には、名車と呼ばれる車があります。バイクの場合は、ハーレーが有名です。モーターサイクルの王様と呼ばれるハーレーが誕生したのは、100年以上も前の1903年のことでした。
アメリカの中西部にあるミルウォーキーという町で、缶などの生活用品を利用して第1号のバイクが作られ、その後は代名詞となるVツインエンジンが開発されます。会社として設立されたのは1907で、Vツインエンジンが完成してからは、量産販売が始まります。その頃のアメリカでは、チェーンドライブ駆動が主流でしたが、ベルトドライブ駆動を導入していました。1911年になると、大排気量の1000ccエンジンが登場し、パワーアップします。
1929年には、画期的なフラットヘッドエンジンが誕生しますが、世界恐慌によりアメリカのモーターサイクル事業は、大きな影響を受けます。しかし、不況にも負けずに新しいエンジンを開発し、カリフォルニアのハイウェイパトロールに採用されます。
1990年代以降は、飛躍の時代となり、様々なモデルが開発され、さらにサービス面も強化されるようになります。1998年にエボリューションエンジンを超えるツインカム88が開発され、2015年には、水冷エンジンが搭載された次世代モデルが誕生しています。